2階の部屋から4階のベランダに取り付けてある、衛星アンテナまでの一式をそれなりに細かくチェックした。
配線端子や機器のアンテナ電源スイッチ、アンテナの取り付け具合などを確認すれど悪いところはない。
強いて言えばアンテナが古すぎていて、お皿の表面にもサビが目立っている。

原因がわからないまま放送復帰に至らず、アドバイスとしてはアンテナと配線一式を再設備するのが望ましい
という結論にして本人の考えに任す事にした。


それから数日が過ぎて偶然本人とバッタリ会った時に、あれから何もしないのに衛星放送が映るようになった
と嬉しそうに言われた。私としてはあの時にやった事は、単なる配線チェックに過ぎなかったので、
不思議な気持ちで一杯になったが、ご本人としては私の点検以降から映ったのだから、
私には悪い気持ちを抱いてはいないようだ。
それでも再び映らなくなる恐れもある旨を伝えて、あまりスッキリした気分にならないままその場を離れた

